昏きヴァンパイア(アンリミテッド)
現在、歴代の人気デッキを当時のカード能力のまま使用できる特別なグランプリ、「Legacy Decks Cup」が開催中ですね
往年をしのび、かつてのメインデッキを握るプレイヤーが少なからず見受けられます
どうやら、それぞれが全盛期のデッキパワーを誇る「Legacy Decks Cup」においても、やはり傑出しているのはニュートラルヴァンパイアの存在のようです
何気ない友人の一言が、今回のデッキを作成した動機です
彼の言葉は「なんでこの構築ウルズ入ってないの?」というものでした
それというのも「Wonderland Dreams / ワンダーランド・ドリームズ」当時、彼はニュートラルヴァンパイアに「ウルズ」を採用しており、プランのひとつとして彼女を用いたワンターンキルを用意していたためです
個人的な見解としては、その構築への評価はあまり高くありません
往年の我が主「昏き底より出でる者」であれば、彼女の助力がなくとも勝利をもたらしてくれます
それに加え、ニュートラルヴァンパイアには疾走ドラゴンにおける「ドラゴンナイト・アイラ」のような、彼女を腐らせないための有効なサブプランがありません
ただ、本来なら一度きりの我が主の効果を二重に起動させてダメージを加速させるという発想自体は、とても面白いものだと評価しています
以下が、「昏き底より出でる者」を採用した、昏きヴァンパイアのデッキレシピになります
我が主と「ウルズ」を組み合わせることを前提にした構築になります
このデッキの下敷きとなったのは、いわゆるアザゼル昏きと呼ばれるタイプのコントロールヴァンパイアです
以下の手順が、このデッキが目指す勝ち筋になります
パターンA(カード2枚・進化権2つ)
①8ターン目に我が主を進化
②9ターン目に潜伏状態の我が主で相手リーダーを攻撃し、5点+8点で13点のダメージ
③「ウルズ」のファンファーレによって、我が主を潜伏させる
④我が主を進化させて潜伏状態で場のフォロワーを攻撃し、5点のダメージ
パターンB(カード3枚・進化権1つ)
①8ターン目に我が主を場に出す
②9ターン目に潜伏状態の我が主で相手リーダーを攻撃し、5点+6点で11点のダメージ
③「ウルズ」のファンファーレによって、我が主を潜伏させる
④2枚目の「ウルズ」によって潜伏状態の我が主のラストワードを起動し、5点のダメージ
⑤我が主を進化させて潜伏状態で場のフォロワーを攻撃し、5点のダメージ
パターンAで勝ちきるためには、7ターン目までに相手プレイヤーに2点以上のダメージを与えておく必要があります
そのための手段として用意したのが「絡み付く鎖」、「鋭利な一裂き」そして「月と太陽」の3枚です
主にツクヨミを目的とした「月と太陽」の採用ですが、もう一方のチョイスであるアマテラスを防戦に使うこともできますし、ラストワードを持つトークンは「ウルズ」との相性が良好です
また「不穏なる闇の街」の夜の襲来によって生成されるフォレストバットも、相手リーダーをリーサル圏内にとらえる手助けをしてくれます
「狂恋の華鎧・ヴィーラ」もまた、「ウルズ」と相性のいいカードの1枚です
ギミックの性質としては我が主との関係と似ていて、「ウルズ」のファンファーレによって本来は一度きりである「狂恋の華鎧・ヴィーラ」の進化時の効果を再利用することが可能になります
受けるダメージを-2する効果を持った彼女であれば、潜伏を持つ我が主ほどではありませんが場残りがよく、稀にではありますがターンをまたいで生き残ることもあります
目指す流れこそあれ、平均的なデッキパワーの高いアンリミテッドのことですから、思い通りの展開になることはそう多くありません
ただ、可能性自体は感じられます
以上、ご清覧ありがとうございました
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追記(2019-03-19):月と太陽-1、純心の歌い手-3、バンダースナッチ+3、ディアボリックドレイン+1
追記(2019-04-28):月と太陽-1、絡み付く鎖-3、血の取引-3、鋭利な一裂き-3、不穏なる闇の街-3、緋色の剣士+3、ブラッド・コア+1、悪夢の始まり+3、鮮血の口付け+3、姦淫の口付け+3